腸内に便が長く留まると痔や大腸ポリープになる場合も

便秘で病気になる場合もある

便秘がちになると、お腹が張るなどのツライ症状が出るだけではなく、さまざまな病気の原因にもなり得ます。

 

 

*痔

 

腸内に便が長く留まるとことで水分が吸収され、さらに便が硬くなってしまうことから、排便の際に肛門に圧力がかかり、痔を引き起こすことがあります。

 

痔には、肛門付近の毛細血管がやぶれて出血する切れ痔や、肛門を圧迫してできものができるイボ痔などがあります。

 

 

*大腸ポリープ

 

大腸にできるイボやこぶのような突起が出来たもので、良性のものを示します。ポリープの大きさは小さいもので1〜2mm、大きなものではピンポン玉くらいのものまであります。

 

最初は良性のポリープでも、放置しておくとガン化する可能性もありますので、注意が必要です。

 

ポリープが小さいうちは自覚症状がないと言われていますが、3〜8cmなど大きくなってくると自覚症状が出てきます。腸の内容物がポリープの表面を傷つけて出血し、血便になったり腹痛を感じたりすることもあります。

 

 

*大腸ガン

 

便が硬くなって排泄しづらくなり、血便が出る場合、大腸ガンが疑われます。血便が出ていても、痔と勘違いし放置していると、手遅れになる場合もありますので注意が必要です。

 

便が腸内に長く留まることによって発生する有毒物質やガスが細胞を変化させ、腸内環境を乱してしまい、免疫の低下を招きます。細胞がガン化しやすくなり、大腸ガンをもたらす危険性があります。

 

大腸ガンとは、盲腸〜結腸、直腸、そして肛門までの大腸粘膜上皮にできるガンのことです。

 

初期には、ほとんど自覚症状がありません。自覚症状として、肛門からの出血、便に血や粘液が付着します。

 

排便習慣にも変化があわられ、便秘または下痢気味になったり、便秘と下痢を交互に繰り返すこともあります。

 

症状は、腹痛、体重の減少、全身の倦怠感などがあげられます。

 

便を観察する習慣をつけて、大腸ガンの早期発見につなげましょう。

 

 

*大腸ガンの時の便の特徴*
・便が細い
・便の色が黒い
・便の色が赤黒い
・便表面に血がついている
・便に血が混じっている
・便に粘液がついている

 

ただし、大腸ガンであっても、ガンが出来る部位によっては鮮血が便に付着することもあります。また、便に血や粘液が付着していない場合もありますので、体調の変化に気をつけるようにしましょう。

 

 

便秘がもたらす病気には、以上のようなものがあげられます。

 

便は大腸の環境を知る重要な手がかりです。

 

普段から便を観察するなどして、病気を予防していきましょう。